独立の時期と年齢
塗装の職人になって一度は夢みること
それが独立して自分でお店を持つこと。
初めはそんなに独立を意識していなかった私
気になるのは給料です(笑)
他の職人さん、先輩がどのくらい給料をもらっているのか?
自分より多いことは確実で
30万くらいでも、おーーとか思ってた時期。
職人さんたちは結婚もしてマイホームも手に入れて
おまけに車まで所有している。
オレも早く先輩みたいになりたい!
それにはあの職人さんのように仕事を覚えなくては!
そう思ったものです。
当時夢見ていた生活
それが結婚、マイホーム、車
平凡だけどそう思ってた。
あるとき会社の前にスポーツタイプの車が止まっていた。
いいなー!
車好きの自分は眺めてた!
そして会社の中に入るとひとりの先輩さんが!
どうやらそのスポーツカーは先輩職人さんのものらしい!
羨ましー!
オレもあんな車に乗りてー!そう思いました(笑)
それにはやっぱり仕事を早く覚えないと!
仕事を始めたときはいつもそう思ってた。
夢を叶えるために仕事仕事!
結局何も知らなかっただけ!
そこから3年特に代わり映え無し!
それよりダラダラしていることが多く
まじめに仕事もしないこともあった。
それでも高い給料を夢見て働きます。
夢を叶えるために
そんなとき出会った人
ひとりの先輩!
ある日の朝
朝起きて職場に下りると
おーい!今日はこの人と仕事に行ってくれ!
そう言われて顔を見ると
見た事がない人
誰だろ?って思っていると紹介された。
臨時の職人さんの様で
とりあえず一緒に現場へ向かう。
その車の中で話をしていると
その人は元は私と同じように
ここに勤めていた職人さんだったらしい。
そこから独立して個人事業を営んでいる人だった。
そのとき、その人は27歳か28歳
10年以上先輩でした。
へーこんな人もいるんだ!?
独立?なんなんだ!
????がいっぱい頭の中に浮かぶ!
普段それほど話をしない自分も興味をもって質問する。
どういうことですか?独立って何ですか?
内容まではわからないがいろいろ質問したのを覚えている。
独立って?
1人で仕事をするって?
臨時で仕事をするって?
こんなことを聞いたと思う。
普段は自分1人で仕事をしていて
以前修行をした塗装店であるここにたまに来る
忙しくなると電話が掛かってきて
応援を頼まれる。
そんなとき、今日のように仕事を手伝いに来るとか!
へー!そうなんだ!
ま、不思議なことだらけです。
そのとき先輩が言ったこと
お前も頑張ればできるよ!よって
仕事を覚えて一人前になれば
他の友達なんかより断然給料もたくさんもらえるし
独立のチャンスだってある!
そんな話をしてくれたのを覚えている。
そのとき、
ひとつの光が差し込んだ瞬間。
そうか!おれもこんな風になれるのか?
いろんな先輩たちを見て夢見る自分がいました。
そうしていろんなことを吸収していく。
良いことも良くないことも!(笑)
ほかにも現場単位で請負っている職人さんのところへも
手伝いに行くこともありました。
そんな外部の職人さんのところへ行くと
いろんなことが聞けて楽しかった。
いろいろ面倒を見てもらって
先輩の職人さんが<>よく見えたのです!
何かあれば、サッと財布からお金を取り出し
これで!
自分まで羽振りが良くなったように(笑)
オレも早くこんな風になりたい!
そんなことを思ってた。
何年くらいで独立するのか?
それでもふらふら生きていた。
結局修行も諦めて別の道も歩いたりもした。
そのときもやっぱり
仕事を覚えて結婚して、子供が出来て
お金持ちになる!
そんなことを漠然と考えてた。
ぼーっと(笑)
それでも生活費と遊ぶお金を稼ぐため
日々仕事に精を出す。
そのうち仕事も楽しくなっていく。
お金も大事だけど仕事の楽しさにものめり込む
技術を向上させるために!
毎日頑張るようにもなった。
そのときには給料も上がってた。
周りの他の友達なんかより断然たくさんもらってた。
どこかで安心しているところもあった。
でもやっぱりもっと欲しい!
そう思って上を目指す。
でもどこかで頭打ち。
そこから給料はあまり伸びない。
欲しいものも手に入れ
あとはお金を貯めるだけ!
それどころか少し貯まれば使う。
そんなことを繰り返して
結局何に使ってきたのかもわからない。
毎日毎日働いて来たのに!
何とも不思議でした。
それほどお金お金と言って来たのに
何も残っていなかった。
あなたも理解できるかもしれない。
だからもっと!
もっと稼がなきゃ!
当時の給料は30万くらい?
そこからなかなか伸びなかった。
ま、普通の人より多かったので
呑気に考えていたんです。
そこから共同経営も経験した。
たくさんのお店も覗いた(笑)
いろんな仕事もした。
経験も積んだ!
もう一人前の職人だとも思ってた!
でも何かひとつ足りないような?
何か欠けているようにも感じてた!?
何かな何かな?
どこかで何かを探すように!
何か足りないと感じていたこと
そんなんことを考えながら毎日仕事に励んだ。
技術も向上させようとしてた。
けど?
そのときはわからなかった。
今だからこれは理解できるのかもしれない。
毎日毎日仕事をして
追いかけていた技術。
どこかで思ってた。
もっとうまくなりたい。
何でも出来るようになりたい。
誰にも負けないくらい
技術を磨いて磨いて
とにかく一番になりたい!
そんなことを考えていたように思う。
どこかの店に行けば
ここで仕事が出来る人は?
見渡して勝負を挑む。
現場に行ってその人をジッと見てる!(笑)
仕事を始めて勝手に勝負を挑んでた。
どちらが早いかとか!
相手には伝えずに!
オレの方が早いって!(笑)
とにかく負けたくなかった!
一番になりたかった。
どこへ行っても
いろんな人に会っても
どこかで勝負を挑んでた。
黙ってね!(笑)
勝った!
負けたはない。
でもそのうち思う。
この人いろんなこと知ってるな!
オレが知らないこともたくさん知ってる。
オレはこんな仕事したことないのに
彼は出来る!
くっそー!
そう思いながらついていく。
そうやっていろいろ見ていくと
結局は知らないことだらけ
知っているのはいつもやっていることだけ
自分のテリトリーで生きているから
そのテリトリーの中では対応できる。
それが一歩外へ出ると
出来ること理解できることは少ない。
そして次から次へと変わって行く
新しいものも増えていく
仕事自体もどんどん進化して
やることも変わって行く
それを覚えるのも
新しいことを取り入れるのも
次から次へと理解が必要でした。
一番に!
負けないように!
どこか小さなところで生きていた。
もっと仕事を覚えたい極めたい!
その思いの中にはどこかで
出来るようになったら!
いつか自分を認めることが出来たら
自分で自分にGOサインが出せたら!
独立できる!
そう考えていたように思う。
それでも日々の仕事に追われ
技術は向上しているようにも思うけど
でも、まだまだ!
そう思ってた自分。
結局どこで認めることが出来るのか?
完璧を求めて生きていた。
そんなことあり得ないのに。
自分で自分にGOサインが出せるまで!
自分への許可が必要!
そんなこと一生無理かもしれない。
そして次から次へと進化に対応する。
いろんな人が考えていることを
一杯取り入れていく
無理でしょ!そんなこと
でもそんなことをやろうとして
できるようになれば!
タイミングを見計らっていた。
いや自分に許可を出せなかっただけ
そうやって周りへ目を向けて
良いか悪いかを確認する。
誰の許しもいらない。
決めるのは自分。
そして完璧でなくてもいい!
やってみようという理解でいい。
全部覚えるなんて無理
いつでも始めて良い。
だからこそ今がある。
何でも完璧に出来ないと!
そんなことを考えていると
いつまでも何も始めること何て出来やしない!
えーい!
思いついたらやってしまえ!(笑)
そこからいろんなことを学んでいけばいい!
実践あるのみです。
今日も読んでくれてありがとう!
また書きます。