塗装の職人から「独立」した私が一番悩んだこと。それが今回お話する「お金」のことでした。塗装の職人をしていた時には経験しなかったお金のこと。この話を知るまでには相当時間が掛かりました。
でも今回の記事を読むことで、「事業」を「継続」して学ぶことを「ワープ」して手に入れることが出来るのです。
これを学ぶことで、「独立」の「不安」は吹き飛ぶでしょう。「不安」が無いあなたなら、更に学びを深めて行動に移すことが出来、独立初年度からでも「収入」を積み上げていくことが出来る。
そんあ基盤を作って「安定経営」を実現することが出来るでしょう。
世間ではあまり語られない。そんなお金の話をしています。
独立塗装屋の収入についての知識
・独立塗装屋の収入でよく勘違いを起こしてしまうを解説
今回言う独立塗装屋とは、塗装の職人から独立し、つまり職人をしながら「収入」を得て経営を行っている塗装職人さんと定義します。
「独立」している塗装屋さんのほとんどと言ってもいいかもしれません。仕事をしながら独立した。私と同じような塗装の職人さんのことをお話していきます。
私が塗装の職人から「独立」した「キッカケ」、それが「得意先」を得たことです。
友達が勤めている小さな工務店、それこそ「社長」と「連れの大工」が二人で行っている工務店です。
あるとき連れが、うちの仕事する?そのとき二つ返事で始まったのです。
なぜこうなったのかというと、その工務店に入っていた塗装屋さんがいたのですが、どうせ一緒に仕事をするのなら私と一緒にということで、「連れの大工」が社長に薦めてくれたからです。
話はとんとん拍子に進み、現場を任されたのです。そのとき私はまだ、塗装店に勤めていて「時間」の「自由」がありません。それでも仕事を請けます。
初めは独立している塗装屋の「連れ」に頼んで仕事をしてもらいました。そこから私の「独立」が始まります。
こうして「収入」を得るようになって行ったのですが、その小さな工務店に私がずっと「仕事」を続けて行く「仕事量」はありません。仕方なく他の仕事をするのですが、そのほとんど「100%が塗装屋の応援」と「手間請け仕事」だったのです。
「100万円」くらい、工務店の仕事をすれば、勤めているときよりいい手間を稼ぐことが出来ました。だから工務店の「仕事」があるときは無理して他の「仕事」をで働かなくても良かったのです。
でも、手を探している仲間から連絡が来るので、「応援仕事」に行ってました。ほかにも元居た塗装店から仕事の「依頼」があって、行うようにもなったのです。
そんなことをしていると、知らないうちに塗装店の仕事が「メイン」になっていきました。
「応援と孫請け90%」:「工務店の下請け10%」です。もうちょっと「下請け」も多かったかもしれません。。
とにかく何も考えずに「仕事」をしていると、「収入」を得ることが出来たのです。
でも、これは「独立」して何も知らない私が行った行動でもあるのです。このときはこれでも良かったのかもしれません、でも、、、
肝心な「収入」はというと、、、
収入と売上の違いをキチンと理解する
・収入と売上の違いを解説
何でもかんでも「仕事」さえあれば行っていた私、遊んでいた連れがいたので一緒に「仕事」をするようになります。「従業員」です(笑)
連れと2人なので、「仕事」は進まなくなります。連れと言っても塗装の職人ではなく素人、別の建築仕事を少しかじったことがある程度です。
力仕事があれば役に立つのですが、言ってしまえば1人で仕事をしているのと変わりません。
仕事をして「集金日」に手にするお金、それが塗装屋をしている二人の収入になるのです。
二人の「収入」といっても、そこから連れに支払って、あとは私のものです。勤めているときからすると、見たことも無い金額のお金を手にします。
集金に行って「200万」とかのお金を手にすると、ドキドキしたものです。
連れの給料、応援に来てもらった手間、材料屋に支払う養生代などを差し引いてもまだ余るのです。
これが私の当時の「収入」でした。
でもこれ以上のことはよく分かっていない。現状残っているお金が全て私の「収入」だと思っていたのです。
でもこれは集金してきたお金(売上)から掛かった「原価」を支払っただけです。「原価」以外にも必要なものがあるのです。
でもそのときの私はお金のことがよく分かっていませんでした。
「売上」と「収入」は違う、当然ですが私はこれもをあまり理解できません。
独立塗装屋が収入を増やすメリット・デメリット
・独立塗装屋が収入を増やすメリット・デメリットを解説
ここからドンドン「仕事」をするようになって行きます。常に職人に応援をしてもらって仕事の数も増えていきます。
「売上」は増加し、「収入」も上がっていきます。
ホント?
今から考えるとよく分からないです。塗装屋を始めてから、もらってくるお金は増えていったので、「収入」も増えていたとは思うのですが、、、
「仕事」をする、お金を「もらう」、「支払う」。これだけしかわかりません。
勤めていた人間がいきなり自分以外の人を使って「仕事」をするようになって、「売上」が大きくなるとよく分からないのです。
月の途中から始まる現場、それでも「お金」が入ってきます。「中間金」とか言ってくれるわけです。その「バランス」もわからない。入ってきた「お金」から、「支払う」べき「お金」を「支払う」だけです。残りの「お金」が自分の「給料」、これしかわかっていなかったのです。
「売上」が増えると「支払い」も増えました。おーー今月はよく頑張ったな!と思っても集金して「お金」をもらっても、「支払い」をするとあまり残らない。
とにかくたくさん働けば「収入」が増えるので、たくさん「仕事」を取って「仕事」をするのです。でもやっぱり残る「お金」はそれほどでもありません。
「売上」を上げても「支払い」が増えていくだけです。
たくさん「仕事」をすれば「収入」が増えると思っていたので、やってもやっても増えないのです。
結局「売上」が増えるだけでした。
独立塗装屋が陥りがちな収入が上がらない原因
・収入が上がらない失敗例とその原因を解説
「収入」が上がるだろうと思って、仕事をし私がぶつかった現実。
「売上」だけを増やしても意味が無いということ。分かっちゃいるけどやめられない!(笑)
だって塗装屋を始めて「収入」を増やすには「売上」を増やすしかなかったんです。
たくさん「仕事」を抱えて、たくさん稼ぐ。これしか知りません。
でもたくさん「仕事」をするといっても、体はひとつしかありません。でも「仕事」はたくさんできるのです。
自分ひとりでも「仕事」がたくさんあれば、誰かに手伝ってもらって「仕事」を終わらせることが出来たのです。おーーー!今月もやったぞ!
しかし!「支払った」あとのお金
残りの「お金」は?
たくさん「集金」してきたお金に「一喜一憂」します。「数百万」持っていれば「金持ち」にでもなったかのような気になります(笑)
残りのお金なって気にもしていない。だって「数百万円」もらった時点で、もう儲かっていると思っていたからで数。何とも哀れな人だったんです。「ご愁傷様」です。
ちーん。
「売上」、売上しか見ていないので、こう言ことになるのです。
「売上」が増えても「比例」して支払いが増えているところまで見ていないのです。
「収入」を増やすには、「売上」を増やすことも重要ですが、「支払い」も「減らす」ことです。
、、、???
そんな、、、
「売上」100万-「支払い」80万=20万円(自分の手間賃は別)
「売上」が増えりゃ、「支払い」も増えるさー!
こんな現場を二つ同時にやると、1人ではできません。
「売上」200万-「支払い」160万=40万円(自分の手間賃は別)
こういうことです。
そんなわけあるかーい!
二つも同時に「仕事」して「売上」も倍だ!そんなわけあるかーい!
これは1人で行った場合
「売上」100万-「支払い」80万=20万円(自分の手間賃)
これは誰かに手伝ってもらった場合
「売上」200万-「支払い」160万=40万円(自分の手間賃)
単純に「売上」が倍なのに、「支払い」も倍です。おかしくないか?
こう思います。
頑張って「売上」を倍にしたのに、儲けはそんなに変わらないなんて!
体はひとつしかないということです。
でも「利益率」は同じです。20%
一つ目は全て自分で行ったから、自分の「手間賃」と「儲け」のどちらも自分のものになるのですが、二軒目以降は「儲け」のみです。当然です。実際に「仕事」をしたのは別の職人さんだからです。その人の「手間賃」を「支払え」ば残りはこういうことです。
これをなぜか、もっと大きく「儲かる」ものと勘違いするのです。
「売上」が大きく成れば、きっと「儲け」も大きくなる気がする、たくさん「儲かる」ものだと思い込んでいるのです。
これは実際に私が思っていたからです。そして何かが可笑しいな?ってずっと思っていたのです(笑)
笑い事じゃないって!
収入を増やす際、独立塗装屋が注意すべきポイント
・収入を増やす際の注意点を解説
この前にお話したことを良く理解することだと思います。「儲け」のことをどう理解しているのか?そもそも「儲け」が無いと「収入」はアップしないです。
いくら頑張っても、たくさん「支払え」ば残る「儲け」は少なくなる。塗装屋としての「売上」が少なくても支払いが少なければ「儲け」は増える。よって「収入」はアップするのです。
「売上」がすべてではない、どうすれば「儲け」が増えるのかを意識することです。でもこれって当たり前のことだったんです(笑)
「売上」が100万円でしはらいが80万円。
同じ100万円の「売上」でも、この支払いの80万円を50万円にすると「儲け」は倍以上になるのです。
要はすべては「売上金額」の質、仕事の質、同じ「売上金額」でも「原価」(支払い)を減らすことで「儲け」(収入)はアップするのです。
収入を増やしたあとの賢いお金の使い方
・収入を増やしたあとの行動について解説
「収入」が増えてくる。それこそ「お金」のことが理解出来てきたということです。
塗装屋の「売上」に占める「支払い」の割合、「お金」のことが理解できて意識が変化したから「収入」が増えたのです。
そしてこの先どうしていくのかも決めていく必要があるのです。
「儲け」が増えてくると「お金」も貯まっていくでしょう!その後どうするかが重要です。
ちょっとお金が出来たので好きなものを買う。自分にご褒美をするなどでもいいかもsれま洗。でも多くは必要ないでしょう!それより、次に何をするのか?何にお金を使うのかを決めることです。これが無いと何気なくお金を使ってしまって、今までの努力も水野泡になってしまいます。
「事業」を更に伸ばしていくのであれば、施策を行うことです。出来ること、やることはたくさんあります。
常にそこを意識して取り組むことで、今後「伸びる」か「衰退」現状維持になるのかが決まります。
是非「チャレンジ」してください。
「お金」を増やすのであればどうして増やしていくのか?
どうして増やすのか?これまで行ってきた基盤があるので理解ができるでしょう!また同じことを繰り返して行けば、更に加速して伸びていくのです。
まとめ
・独立塗装屋の収入について
今回の塗装屋の「収入アップ」は、塗装の職人から「独立」して「収入」を増やそう、たくさん稼ごうと思った私にはとても重要な話です。
我流で「独立」し、「仕事」を始めたので、何も分からずに「仕事」を始めたので、自分ひとりで「仕事」をするには困ることはありません。
でも少しずつ大きくなる「仕事量」、増える「支払い」、それらが増えることによって塗装の職人として「仕事」をしているときとは、全く別の「仕事」になるので理解に来るしむのです。
せっかく努力して「独立」し、「仕事」をするのであれば、是非「収入」をアップしていろんなことに「チャレンジ」していける人生にしていきましょう!
私も塗装の職人から「独立」して、「収入アップ」を追求してきました。でも「売上」や「経費」、「利益」のことが理解できていませんでした。
必死に「仕事」をして気づきます。何も考えずに「売上」「経費」「利益」などのことも知らずに行ってのです。
自分が考える「収入アップ」を行うには、勤めていた時のように、ただ目の前にある「仕事」をするだけでは難しいこと。
身をもって体験したとき、道が少し開けてきたように思います。そこから少し自分「売上」「経費」「利益」を理解することが出来たのです。
もし、私が以前のまま何も理解しないまま「仕事」を行っていたら、ここまで自分のやりたい「仕事」をすることがなかったでしょう。
それこそ今書いているような「経験」はできなかったのです。あのとき「売上」「経費」「利益」のことを「意識」したことで、より一層「収入アップ」が実現したと思うのです。
そんな私が、塗装の職人から「独立」して、十数年経ってから自分のお店を軌道に乗せて、今ではこんなことを言いながら、「自由」に過ごさせてもらっています。
あなたには私がしたような遠回りをして欲しくないのです。
だからこの文章を書いています。
この文章があなたの「独立」後の「事業経営」に少しでもお役に立てれば嬉しいです。