塗装屋の経費管理で最低限知っておきたいこと
・経費管理の基礎知識とよく勘違いしそうなことを解説
私は塗装屋で独立して経費管理をすることができなかった。分かっていなかった。区別することができていなかった、と言った方がいいかもしれません。
塗装の職人から独立した私は、この経費管理で躓いたのです。
私がこの経費管理で、最低限知っておいた方が良いと思うことのひとつが、お金を区別するということです。
お金を区別すると聞いてどう思いますか?
私のように塗装の職人から独立したあなたがやりがちなこと、それが仕事のお金と自分のお金を混同することです。
当然独立当初は、仕事も個人も同じです。でも実際には違うのです。
独立をして仕事を行っているあなたならわかると思うのです。このお金の考え方、どう考えればいいんだ?そう思ったことはあるでしょう?
そこです!
そこなのです!
これは勤めていると理解できない。実際に独立して経験してみないとわからないのです。
でも簡単なことなのです。ただ仕事と自分自身がつかうお金を分けるだけなので、、、
塗装屋が経費管理で経費を削減することはコスト削減と同じ?
・経費管理とコスト削減の違いを解説
この「経費管理」と「コスト削減」の二つ似ているようで違うのです。
塗装屋が行う経費管理、塗装の職人から独立したあなたが行う経費管理とは、日々行う経費の管理であって、コスト削減は事業で使うお金、材料屋、人件費など日ごろ仕事で発生するお金を、具体的に予算内にまとめて合理的にお金を使うことです。
分かりやすくもう一度、経費管理はお小遣い帳です。日々使ったお金(経費)を分かるように記入しておくことです。私はこの経費管理さえも怠ります。
なぜこの経費管理を怠るのか?重要だと思っていなかったからです。そこには自分への甘さ、正直自分のお金でもあるからです。よく考えてみましょう!この経費管理、会社に勤めていた時なら、あなたはどうするでしょうか?
当然会社からお金をもらって経費を使う、又は自分で支払った経費を後で会社からもらいます。ま、いいや!少額ならわかりますが、全てもらわない人はいないでしょう。会社とあなた個人のお金は別ものだからで、ここでは自分と他人のお金だから、キッチリ清算します。
でもこれが両方共自分のお金だという意識があるとやらないのです。やらないというか、わっかっていないからしないのかもしれません。私はこちら、分かっているようで、わからなかったから明確にはできていなかったのです。
コスト削減は、今月のお小遣から行う出費、お菓子を買ったり遊んだりするとき、あれもこれも好き方放題使っているとすぐ無くなります(笑)それを整理するようなことです。
今月は欲しいものがある、又は欲しくてもお金が足りないから、貯金して買おうとすること。欲しいものがあるとき、ついつい買ってしまうものがあると、欲しいものが買えなくなる。当然支出を抑えます。それと同じでコスト管理は小遣いの中から、その欲しいものを買う金額を決めるものです。
今月は欲しいものがあるから、他のものに使うお金を削減する。仕事上で使うお金を決めて、その中でやりくりするということです。
ひとつの仕事を行う時、経費の出費はこれくらいにしようと予算を決める。その予算内で収まるようにお金を使う。もしオーバーする、又は予算を抑えることができるのであれば、調整してお金をバランスよく使うということです。
塗装屋が経費管理を行うことで得した実例と損した事例
経費管理の徳と損を解説
・経費管理で徳すること
塗装屋が経費管理を行うメリットはたくさんあるのです。メリットよりまず絶対に行わなくてはならないことです。どんな形であれ、とにかくやらなければならないのです。
なぜそこまでプッシュするのか?
それは私が経費管理を怠って大失敗したからです。
この経費管理をすることで、お金のことが明確になるからです。
今月儲かっているかいないか。その原因を知ることも出来る。
入金が増えて、支出が減る。
売上が伸びる、利益が増える、お金が増える。
自分のお金と事業のお金を区別できる。
これだけでも十分徳だと思うし、これができれば上手くいくしかありません。
・経費管理で損すること
私は塗装屋で独立して経費管理を行わなかったので、で酷い目に合いました(笑)
経費管理をやらないと損しかないです。私が身をもって体験したことですので保証します(笑)
ホントは笑いごとでは無いのです。今こうして笑っていられるのも経費管理のお陰です。
経費管理を行わないと苦しくて、行うと笑ってられるということです(笑)このテーマになると笑が増えます。それぐらい楽しいのです。
だって、これをするだけでお金が増えるのです、楽しくてしかたがないでしょ!
逆にこれをやらなければ悲惨です。
毎日一生懸命働いても、仕事の内容がどうなっているのかわからないのです。雲をつかむようなものなのです。この現場は頑張ったから儲かっている。よしよし、自分に何かご褒美を出さないと!
経費管理ができていないとお金がどうなっているかわからないのに、儲かっているかどうかなんてわかりません。もうこれは勘でしかありません。
そして本当のことを知って愕然とする、お金のことが理解していないから、借金だらけになるのです。
塗装屋が経費管理で怠ってしまった実例
・塗装屋が経費管理を怠ってしまった実例を解説
このテーマは私にピッタリなテーマです。得意と言っちゃなんですが、よく理解しています。
これで○○を失いました!なんてコマーシャルがありましたが、正に私はこの塗装屋の経費管理でお金を無くしました!(笑)
先ほどの話と被ります。経費管理をしないということは、実際にはお金のことを理解していないということです。財布の中や通帳に入っているお金だけを見て、分かっているような顔をしているのです。
アホか!そんなことあるか!
自分のお金のことくらい、分かってるに決まってるだろ!
それなら安心ですね!
であるなら、あなたは大丈夫です。
私はこの経費管理、お金がどこにどう使っているのかを理解していなかったのです。でもよく考えてみてください。このお金は自分のお金なんですよ!それなのにどこに使ったかわからなかった、なんてほざいているのです。
独立、経営、ほざいてんじゃないよ!ったく!(笑)
先ほどもお話しました。自分のお金だからこうなってしまうのです。これが他人のお金であれば横領です。それが分かっていないのです。
仕事で使うお金は自分のお金ではあるものの、実際は仕事をするために使うお金なのです。仕事をして利益を生み出すためのお金なのです。
それをむやみやたらと使ったり、どこに使ったかわからないなんて、しごとで言えば今日何をしたのかわからない。それこそ3日前どこの現に行ったかわからない?そんなことあります?
ないですよね?なぜだと思います?
お金をもらわない行けないからです。少しでも稼いで収入をアップしたいからですよね!
でも自分のお金になると何もしないのです。経費管理をすることで、収入をアップさせることができる効果があるのにです。
それを分かっていないからですね。
経費管理が苦手な塗装屋のための解決策
・原因の解決策を事例を交えて解説
いっぱい話してきましたが、実際に塗装屋で経費管理を行うことは難しいことなのか?
全然そんなことはないと思うのです。
どこかで耳にした領収書をもらう、これは実践していました。なぜ?経費管理をしないといけないと分かっていたからです。
でも蓋を開けるとできないのです。やらないといった方がいいでしょう!これはなぜなのか?
それは知らないから、経費管理をすることでどんなに得をするか、分かっていないからです。
じゃ、ひとつ大きな徳をお伝えします!
あなたのお金の悩みが無くなります。
これを聞いてやらない人います!?
これでもやらない奴はバカとしか言えないです。
何が何でもやるでしょう?それこそ私の言うことが信じられないのであれば仕方がないですが!
お金儲けがしたい!金持ちになりたい!仕事で楽がしたい!
だから仕事をしているんでしょ!?少なくとも少しはあるでしょ?私はこれがあったから塗装の職人から独立して仕事を始めたのです。そうでも無けりゃやらないでしょ!こんな前の見えないこと!
もうひとつ端的に、これをやれば上手くいく方法をお伝えします。
会社にするのです!(笑)
これと同じように、会社ごっこをする、お医者さんごっこみたいなものです。簡単です。自分のお金と会社のお金を分けるのです。
これは自分のお金ね!ハイ、これは会社のお金ね!別々にするといいんです。やらなければ横領で捕まる。
塗装屋の過度な経費管理は逆効果!?
・経費管理の注意点を解説
経費管理を行ううえでやってはいけないことをお伝えします。
先ほどもお話しましたが、塗装屋で経費管理を行うとお金が増える、お金持ちになるということですが、、、
ここには罠が潜んでいます(笑)
ま冗談ですが、経費管理さえしていればお金が増えると思ってしまう。なら税理士はみんなお金持ちです。
お金のことを理解して、当然経費管理をガチガチにしている税理士は多いはずです。でもすべての人がお金持ち税理士ではないと思うのです。
それはなぜか?経費管理だけに力を入れすぎても、上手くいかないからです。経費管理は新しいものを生み出すというより、今あるものを上手く利用する考えです。
そこには新しいものを生み出す力はありません。それが経費管理を始めると常にお金のことを気にして、そこばかりに集中してしまうことです。
どうでしょう?それでは上手くいきませんよね?
新しく仕事を生みだすことも必要です。必要ですより、そっちの方に力を入れるべきなのです。経費管理なんて言ってしまえば誰でもできるのです。
経費管理ではあなたは理解だけすればいいのです。
会社の一員として経費を見き分けて使って、経費管理さえ、お金の流れだけを意識していればいいのです。あとは丸投げでもなんでもいいのです。
経費管理は新しいものを生み出さないのです。
経費管理だけでは不十分!塗装屋が経費削減後に取り組むべきこととは?
・経費管理を実施した後の行動について解説
塗装屋で経費管理を実施した後は、それ以上深入りしないことです。
先ほどもお話したように、深入りしても仕方がないのです。やっても屋ても数字に詳しくなるだけで、仕事が増えて売上が上がるわけではないからです。
じーっと事務所でパソコンと睨めっこしていて売上が上がるのなら、みんなやってます。それでは売上が上がらないから、いろんなことをするのです。
経費管理なんて、そこそこにしておいて、売上をあげることです。
売上が上がってこそ、そこで初めて経費管理の力が発揮できるのです。売上が上がれば、そこから発生するお金をどのように使うのか?経費管理で学んだことでいろいろ施策が打てるのです。
これまではわからなかったこと、予算をどれくらいにするのか?ここにはいくら使うのか?支払うお金はいくらまでに抑えるのか?
もっと言えば売上は幾らにするのか?そうすると利益の金額がわかるのです。
あとは仕事をして儲けるだけです。これは私たち塗装の職人にとって得意分野ですので簡単です。
まとめ
今回は塗装屋の経費管理についてお話してきました。
いかがだったでしょうか?
私はこれで失敗してきたので、理解しているのです。
でも、これで失敗したからわかるのです。失敗していなかったら何も分からなかったです。それこそこれがわからない人がいるなんて、そのわからない代表が私だからこそ分かるだけです。
本当にこの経費管理を理解することで、全てのお金のことが理解できるようになって行くでしょう!
これさえ理解できれば、あなたの事業は更に上向きになって成長させることが可能なのです。
ぜひ試してみてください!
私も塗装の職人から独立して、それこそこの「経費管理」なんて全く知らなかったのです。分からなかったというよりも、重要性が理解できていなかったのです。でもこの「経費管理」を行ってから、塗装の職人から独立してから、十数年経ってから自分のお店を軌道に乗せて、今ではこんなことを言いながら、自由に過ごさせてもらっています。
あなたには私がしたような遠回りをして欲しくないのです。
だからこの文章を書いています。
この文章があなたの独立後の事業経営に少しでもお役に立てれば嬉しいです。