許認可

【塗装の職人からの独立】独立塗装屋に建設業許可は必要?建設業許可を実際に取得したことで感じたこと必要性を解説!

今回は塗装業の「建設業許可」について話していきます。

私が「建設業許可」を取得したのが30年近く前です。そのときは徳に何も分かっていませんでした。「建設業許可」がどういったものなのかも知りません。

そんな私が「建設業許可」を取得して思ったこと感じたことをお話していきます。

この記事を読むことで実際に使ってみた感想、「建設業許可」が実際に必要なのかどうか?どういったときに必要になるのかなど、「建設業許可」が理解できるようになります。

「建設業許可」を理解することで、あなたが行なう事業においてさらに理解を深めることができ、安心して事業を行うことができるようになる。また「建設業許可」と向き合うことができるので、あなたが行なう事業と照らし合わせて考えて取得する市内の判断をこなうことも可能です。

塗装業は建設業に該当する

・建設業許可の前提知識として塗装業は建設業に該当することを解説

塗装の仕事は建設業が建物を建てる際に仕上げをする際に必要とする業種のひとつです。建物のあらゆる部分を塗装することで、見た目を美しくする、汚れや劣化から守ることを担う大切な仕事です。

外壁から内装まであらゆる部位を塗装することができる。以前は新築時に現場で塗装されることがほとんどだったものが、今新築時には既製品として工場で加工されたものが使用されることが多くなっています。

新築時には以前ほど塗装をする部分が少なくなっているものの、建物の経年劣化に伴なって鉄部、モルタルセメント部などのあらゆる部分を塗装することによって、新築時のきれいさを取り戻して、劣化を防ぎ長持ちさせることができる。

塗装の仕事は建設現場での高層外部仕事から、内装インテリアにおける作業まであらゆる建物部を塗装する建設業の一部を担う仕事です。塗装工事を行うのは建設業許可が必要です。

建設業はいろんな職種が集まって工事を行うことでひとつの建物を完成させる仕事です。その中でも躯体構造から設備、仕上げ工事まである中の仕上げ工事に属する仕事です。

独立塗装屋が建設業許可を取得するメリットは何か?

・建設業許可を取得するメリット・デメリットを解説

私が塗装屋で独立して、この「建設業許可」を取得したのが今から30年近く前です。当時お世話になっていた建設業の事務仕事を担う方から教えてもらったことで取得をすることになった。

「建設業許可」と聞いてはじめはピンとも来なかったです。でもちょっと説明を受けることであの金看板だということをイメージして取得を決めます。

金看板を知っていた私は、何やらかっこいいと思ったくらいでした。で取得しておけば一生使えるので今後のために取得します。

取得するには何やらいろんなものが必要でした。当時はその人に全部お任せして取得することができた。でも銀行に300万だったか、500万だったか入れておく必要があった。

ほかにも塗装の仕事をしてきた経験年数、、、よくわからないが結構ややこしい。

そこまでして「建設業許可」を得る必要があるのか?でもいろんなことに使えるようです。

詳しくは知らない(笑)

確かに信頼性は上がる気がする。塗装の実務経験7年だったか?経営経験も確か5年以上?そこそこの経験がないと許可してもらえない。「建設業許可」を持っている=「実務経営経験」があることを国から認めてもらっている証明になるから。

「建設業許可」を見せるだけで、あーあなたのところは建設業者として認められた業者なのですね!これで一発にわかる、そんな感じです(笑)銀行で融資を受ける際も提示を求められル。ま、無くても大丈夫でしょうけど、持っていれば見せるだけでOKです。

私が当時説明を受けた時、「建設業許可」があれば「公共工事」にも参入できるから、と説明を受けてその気になった(笑)「公共工事」なんて言われると何だかかっこいいイメージがあるじゃないですか!いつもこのようにかっこいいとか、訳も分からず飛び乗ることが多いです(笑)

結局「公共工事」に参入するはありませんでしたので、それ以外にはあまり使うことはほとんどなかった。

でも「元請け」を行うようになって考えが変化します。私が持っている「塗装業許可書」、これ1つあれば他の「仕上げ工事」の許可も兼ね備えることができる。「塗装」、「防水」、「板金」、、、追加すればさらに多くの「建設業許可」を取得することもできるのです。

「塗装リフォーム」で「元請け」をするようになると、お客さんからいろんな仕事を相談されることが増える。その際もただ単にどんな工事でもできますよ!って口で言うだけとはちょっと違ってきます。うちは国から認められた工事業者ですと大きな顔をして仕事ができる。お客さんからの信頼も得ることができる、安心して工事を任せられる業者だという証にもあります。

そしてこの「建設業許可書」を持っていると500万円以上の工事でも請負うことができる。逆に言うと「建設業許可書」を持っていないと500万円以上の工事はできないということです。

お客さんから仕事をいただく際にわざわざ「建設業許可書」の提示を要求されることはありません。でも持っていて当たり前だということです。例えば500万円を超える工事を請負って仕事をさせてもらった。

何も無ければ「建設業許可書」がなくても別にどおってことはないかもしれません。でも正直許可されていいない闇業者です。その際大きな事故があったり何かあれば一巻の終わりです。その後工事ができなくなります。

その辺で小さな工事をする際には全く必要ないです。でもこれから将来本気で仕事をするのであれば必ず必要、「建設業許可」=「国から認められて」仕事をさせてもらうという証です。

独立塗装屋に建設業許可は必要なのか?

・塗装屋に建設業許可が必要かどうかを解説

塗装屋が「建設業許可」を得ている=信頼してもいい。求める技術を持っているかどうかは別にして、まずは業者として当たり前に許可を得て仕事をしているかどうか。常識ある業者かどうかを認識される。

これは特に「下請け業者」として仕事をさせてもらう際にも必ず必要になってきます。逆を言うとあなたや私が「下請け工事」をする際、相手の元請けが「建設業許可」を受けていなかったら?別にどうってことはないかもしれません。気にもならないかもしれません。

でも「元請け」ですよ?幾ら小さな仕事だからといって本当に大丈夫か心配になりませんか?たかが「建設業許可」です。それさえも取らない業者です。「建設業許可」だけでなく「労災」や「保証面」も大丈夫かどうかも心配になってしまいます。

これと同じです。

そして塗装屋が「建設業許可」必要としているのはこれだけではありません。今たくさん行っている「元請け工事」をする際にも必要になってくるからです。

今お話した「元請け側」に回るので、逆に信頼を得るためにも「建設業許可」を取得する必要がある。これさえ持っていれば何も気にせずに仕事をすることができるので安心です。

あなたのところには工事をする許可が与えられているということです。

建設業許可をとるための3ステップ

建設業許可をとるための方法をステップバイステップで解説

1、建設業許可を取得できる要件を満たしているか?

塗装屋が「建設業許可」を取得できる条件、最近厳しくなっていて更新の際にもいろいろ必要です。事務所の「外観」、「入り口」、「事務所内」、「電話」の写真。「間取り図」まで書いて提出します。

「実務」「経営面」での経歴書とか、実際に行なった仕事の履歴を出す必要もあります。これはデタラメでもわからないかもしれません。冗談です(笑)

なにせ、いろいろ提出しなければならない、面倒、、、

これは一部の人たちが表向きは建設業で裏で悪いことを行うために、建設業を装い「建設業許可」を得るからです。本当に建設業を行っているのかを証明する必要があるようです。

2、経験・財産を保有しているか

「経営」を行うもの、「専任」の技術者がいるかどうか、これも「5年とか7年以上」経営に携わっているかどうかも証明する必要がある。

仕事を行う上で最低の財産を保有しているかどうか。銀行預金にお金が入っているかどうか、確か500万円とかだった気がします(笑)

これらが塗装屋で独立して建設業許可を得る「最低条件」です。実務経験がなかったり、「実務経験者」がいなければ取得できない。でも逆を言うと誰か経験者がいれば取得できる。どちらにしても経験者がいなければ取得できない。

3、書類提出申請

これは正直やった事がない(笑)

書類の作成!?そんな面倒なことはやらない。誰か知り合いに頼むか、行政書士に頼んでやってもらいましょう!塗装屋は塗装屋の仕事をして、建設業許可は餅屋に任せる。

ここで必ずいるのです。自分でやろうとする人が、、、

やろうと思えばできる。でもそんなことをしても仕方がないと思います。

よくいますよね?自分で自宅の塗装を行う人。あれを見てどう思います?

なぜ?暇であればいい(笑)でも無いのに自分でやる。意味が解らないです。

同じです。そんなことに時間を使うのなら、仕事を探してきて儲けを出すことを考えた方がいいし、現場で仕事をしている方がマシ、その方が儲かるからです。

訳が分からないことを調べ尽くして、無い頭を捻って(笑)するほどのことでもない。試験でもあるまいし必ず自分でやらなければいけないわけでもない。

それならやってもらった方がいい。

建設業許可を取得する際の注意点

・建設業許可を取得する際の注意点を解説

注意点ね???

特にない(笑)これらは申請するときや「書類作成」時に考えることだと思うんです!

あ、そうそう!これがあります。

こういう許可って普段は必要ないです。考えることもありませんよね?

でも必要になる時って結構急に必要になるのです。

例えば、これまでなかったような大きな仕事を請負うことになりそうな時、これって自分が請負っても大丈夫なのか?何か必要なもの許可や申請が必要ではなかったか?

だから塗装屋の「建設業許可」は必要になってから慌てて申請するのではなく、必要になる前慌てなくても良いように申請をしておくことです。

正直この先必要になるかもわかりません。それはあなたがどれだけ事業に打ち込むかによって変わってくるからです。

でも正直言って作成時には結構面倒な書類提出があるかもしれません。でもこれは取得時だけあとは5年に一回の更新時に提出する書類くらいです。

お金もかかるでしょう!でも仕事をする上でいちいち考えて心配することを思えば大した金額ではありません。取得しておくことをおススメします。

どうします!これを見ているあなたは、もう知ってしまった、いや既に知っているでしょう!「建設業許可」がないと500万円以上の工事ができない。してはいけないことを。

でもどうしまう!

ある時知り合いから!500万円以上になる仕事を紹介されたら!?ま、何とかならないわけでは無いです。誰かにお願して工事をすることもできます。でもその工事をするのあなたではないです。あなたの名前を使っては工事ができないです。

大した問題ではないですか?どう捉えるかはあなた次第です。

建設業許可を取得した後に必要なこと

・建設業許可を取得した後に必要なことを解説

塗装屋の「建設業許可」も受けて数年経つと更新しなければならない。そんな一般的なことを書いても意味がない。どこかで調べてください(笑)

それより「建設業許可」を取得したら!やることがあります。

そこら中にべたべた掲載しておきましょう!(笑)

「建設業許可」を得ているのは当たり前かもしれません。でも提出義務はないので持っているかどうかなんてわからない。ならばわかるようにしておけばいい。

名刺に許可番号を記載する。事務所の壁にも掛ける。ウェブ上にも、他には、、、ま掲載できるところがあれば、嬉しそうに乗せておきましょう!(笑)

そして何よりも実際に使用する。

特権を生かして仕事をする。

仕事を得るために使うことです。

一応お金も時間もかけて取得したものですので利用する。

まとめ

・建設業許可についてのポイントまとめ

今回は塗装屋の「建設業許可」についてお話してきました。

あの取得した時は別に何も思わなかった「建設業許可」。

こんなもの取得してけど何の意味があるのだろう?疑いさえもった(笑)

全然使う時ないじゃないか?

でも「建設業許可書」を求められることがあった。何かは覚えていない(笑)でも忘れたころに提示を求められる。

その時はあるある!「建設業許可」持ってる!って安心感があるのです。

あの時作っておいて良かったって!そんなものです建設業許可。

知っておいてよかった。買っておいて良かった。いつもは何とも思わないアレと同じです。いざという時に必要になる。必要だと感じた時、すぐにはれに入らないものです。

いかがだったでしょう!

別に今すぐ必要ではない。でもいつかは必要になるかもしれない。

そんな「建設業許可」。是非申請して取得しておいてください。そしてバンバン使ってください(笑)

私も塗装の職人から「独立」して「自由」とお金を求めて、でも塗装屋で「独立」した私の仕事は相変わらずパッとしない。

毎日必死に「自由」と「お金」を手に入れようと、今まで以上に仕事に時間を使って働いても、多くを得られるわけではありません。いったい何のために「独立」したのかも分からなくなってしまいます。

「自由」と「お金」を求めることでたくさんの壁にぶつかります。

でもこの経験をすることで気づきます。

このまま塗装屋の仕事をすることには限界があり、何か新しいことをする必要があると思っていました。でもそれだけではない。事業を改善することで回転がスムーズになる。

いろんな経験を重ねて考えるようになります。

仕事さえ確保することができれば、他の塗装屋さんのように利益を上げることができるのか?

でもそんな必要もないのです。今の状態でも何か違いを生み出すことができる。

もし、私が以前のまま塗装屋で「孫請け」が当たり前と捉えていたら?もっと頑張らなくてはならないと考えて、がむしゃらに作業に没頭していたら、今頃どうなっていたか考えると恐ろしくなります。

この塗装屋の「悩み」を解決して、元請けとして仕事を継続的に得ることができています。

そんな私が、塗装の職人から「独立」して、十数年経ってから自分のお店を軌道に乗せて、今ではこんなことを言いながらも、「自由」に過ごさせてもらっています。

あなたには塗装の職人から独立して、私がしたような遠回りをして欲しくないのです。

だからこの文章を書いています。

この文章があなたの「独立」後の「事業経営」に少しでも役に立てれば嬉しいです。