仕事と時間のバランス
独立後、請負仕事をしてきて思う。
これがすべてではない。
いや、これじゃない!
どれだけ仕事(作業)の質を上げても
幸せになるには遠い気がした。
なぜ?
そう思うのか?
儲からないから!(笑)
でも、お金がすべてじゃないぞ!
それはそうだけど。
自分のやり方で仕事をして
楽をして生きていく
楽な方法で稼いで生きていく!
こう思って独立したわけですが
正直違うと思うんです。
やっぱりたくさんお金も欲しい!
これは正直な気持ちです。
同じ仕事をしても金額に差がある。
楽しての道に反する(笑)
楽!
バカヤロー!
そんな声が聞こえてきそうです!(笑)
では、なぜ
みんな仕事を取りに歩くのか?
そんなことしなくても
仕事なんていくらでもあるのに?
仕事がないって言うの?
選ばなかったらいくらでもあるのに(笑)
そうですよね!
金額が合わないからですよね?
仕事をしてももらえる金額が少ないから
ですよね?
何も知らない私は
独立して仕事をする。
そこへ仕事が入ってくる!
ちょうどいいタイミングで!
な~んだあるじゃないか!?
そう思っていると
次から次へどんどん(笑)
仕事はやって来る。
あるから一杯やる。
やってもやっても来る。
独立って簡単じゃないか!
そう思っていた(笑)
いやマジで!
そしてどんどん
いろいろ見えていく
みんなそうじゃないか?
そうして金額面みて決める。
そうそう言ってられなくなる。
仕方なくする仕事もあったり
どうすりゃ稼げるんだ
どうすりゃ儲かるんだ!
それには仕事を早く終わらせないといけない。
朝早く現場へ行って夕方暗くなっても
仕事を続けて出来るだけたくさん働く
時には残業!
とにかく時間をたくさん使って
人より多く働く!
するとやった感充実感に包まれる。
こんなに頑張った。
オレはやっている
やればできるって思う。
そして
いつもよりも多くのお金を手に入れる。
まとまった金額を手にする。
やった!
儲かった!
儲かるじゃないか!
やればできる!
いっぱい仕事をして
いっぱい仕事もしてもらったので
支払いもする。
すると
どんどんお金は減っていく
残る自分のお金はあるものの。
それほど残らない。
増えないお金。
いっぱい仕事をしても
出ていくものも多くなる。
結局自分が頑張ったものが残った。
儲かったと思って手にしたお金は
自分やみんなが必死に働いたお金。
人よりたくさん時間を使って
働いたお金に過ぎなかった。
ひと目には儲かったように見えるかもしれない。
でも本当は単なる残業代。
会社に勤めていて
今月はいつもよりたくさん残業したな!
そういう月ってあると思う。
そのときもらう給料と同じ
働いた分が入っているに過ぎなかった。
もっと言えば
いつも朝早く現場へ行って
夕方暗くなるまで働いて
他にもできる仕事をする。
詰めに詰めて働く
これでたくさん得たお金
手間賃は結局は他の人より
たくさん働いた時間
早出や残業代だと思えば
なんら不思議なことでもなかった。
もらってお金を見て
多いか少ないかを見ていたに過ぎない。
実際は働いた時間が多かった
それだけにすぎなかったのに(笑)
仕事の対価
こういう風に仕事を見ていた私
これは職人あるあるですね。
職人である私は働けばお金が入ってくる。
当然ですがそうです。
これができるので独立したまでです。
でなくても独立の方法はある。
職人として働かないでも独立は出来る。
そんなこと知らない!
仕事が出来るから独立
そこから離れない頭。
塗装の仕事が出来るから塗装で独立する。
そりゃ断然有利なのだが
でもその有利さも使えていなかった。
ただ目の前にある仕事だけをしていたから
妙にバランスが悪かった。
言ってしまえば職人だから出来るだけ
もし職人でなければ
成り立たなかった仕事をしていた。
要は職人担当
作業担当
他のことは出来ません。
そう言っているに過ぎない。
それでも目一杯仕事をしても
たくさんの時間を掛けないと稼げない。
ということは請負金額が低い。
ということ
実際に普通に働くとどうなるだろう!?
当然今よりも収入は減る
これが現実だ。
じゃーもっと増やさなければならない。
それが出来ないからこんなことが起る(笑)
わかっちゃいるけど辞められない!
そんな時間もない。
そんな経験もない。
そんな知恵もない。
だから毎日必死に働いている。
じゃー職人として現場で働く以外に
他にやることってなんなの?
それは単価を上げること
だからみんな少しでも単価を上げよう
上げようとして元請けに近づいていく
より単価を上げようと努力する。
私はそれさえもしなくて
なんでこんなに単価が低いの?
ずっと同じところでさ迷うのです。
そこで気づいたのが前回書いたこと
単価がいい仕事をくれる人もいるってこと
仕事の単価には開きがあるってこと
どういうことかというと!
同じように請負っていても
やり方が違うということ
この前も書きました。
仕事が重なってどうしようもないとき
それを何とかしたい。
そう考えるとき
10%だけもらって、残りの金額で
その仕事をお願いするというやり方です。
私がやっていた仕事は二パターンあった。
今の10%以外をもらって仕事をするパターン。
もう一つは請負ってきた金額から
利益と経費、材料代を差し引いた金額で仕事をする。
当然幾らで請負ってくるかによって
金額は変わってくるが
そこから会社に残される金額
利益と経費の金額によっても変わってくる。
実際にどれくらいの利益と経費なのか?
一概には言えないが20%以上
実はもっと多い(笑)
だからあの金額になる。
そりゃ利益を上げないといけないから
当然といえば当然です。
じゃーあの10%だけ引いて残りで請ける場合は?
お互い考え方がちがうだけ!
どちらもありですね。
今考えるとやっぱり
断然金額が多い方がいい。
当然
でも支払う立場になると
やっぱり逆です。
どちらも多い方がいい(笑)
そんなこともあって
同じところで単価が良いところを探す。
探すといってもあるわけない!
あったらみんな苦労しない。
でもたまにこういうことがあるから
やっぱり探してしまうし夢を見てしまう!(笑)
自分で働けってこと!
それでも気づかない私は探した。
というより仕事をもらうところを変えていった。
下請けへ移行していこうと思った(笑)
思っただけです。
ずっとそう考えてひたすら祈る。
待って待って待って
何か良いことないかな作戦。
これがうまく行くこともあった。
ホントかよ!(笑)
でも何もせず?
人と話すとき
どこかない?
良いとこない?
そんな厚かましいことを言ってたと思う。
あるわけないのに、そうは思わない。
絶対にある。
優しい人もいた!
でもスピードはめちゃくちゃ遅かった。
当たり前ですよね。
そう考えている人は一杯いるのだから。
でも、こんなことが考えられるようになって
遅いけど(笑)
成長しました。
独立していなければ
分らなかったことです。
職人とは違う世界です。
勉強になる。
だからこそ絶対に独立するべき。
みんな全員!(笑)
仕事なんか幾らでもあるのだから
職人がいなければ成立しないのだから
どこへ行っても仕事なんて
何とでもなるのだから
あとは見極める力だけ
これはすぐわかります(笑)
お金は重要
よく言われます。
お金がすべてじゃない!って
私もそう思ってました。
お金がすべてじゃない!
お金のことばかり言うんじゃない。
お金の話ばかりするな!
こう教育されてきたのです。
だからお金の話など聞いたことない。
だから仕事をしてもこんな風になる。
お金のことばかり言ってはいけない。
商売をする人間がこれではいけない。
幾らですか?いつもらえるんですか!
がつがつ聞く!
いや普通だと思う。
単なる目標みたいなもの
目標がなければ動けない。
これをいつまでに幾らで終わらせる。
それがないようなもの。
まーまーそのうち(笑)
金額があって、ゴールが設定できる。
その相談をしなかった私はさ迷った。
これさえ知っていれば!
こんな風にならなかったのに
良く思ってました。
なんで教えてくれないのか?
そういう時代でもありました。
そして教えちゃいけない。
そういう風に考えられていた。
教えれば教える程ライバルが増えるから
当然みんな教えてくれない。
それこそ聞いちゃいけない。
そんな話をしてはいけない。
特にお金のことになるともっと
薄っすらキリが掛かったようになります(笑)
一番重要なことなのに!
結局、お金と時間のバランス
一杯書いてきてわからなくなってきたので
まとめると(笑)
お金をキッチリもらわないといい仕事は出来ないということ!
それを良い格好して何とかしようとするからおかしくなる。
要は適正金額っていうものがある。
それに従って行えばおかしなことにはならない。
そして役割が決まっているということ。
その仕事をするからお金がもらえる。
・経営
・仕事
・作業
これらをごちゃごちゃに考えてしまう。
私が行っていたのは作業。
単なるひとつの作業に過ぎない。
それを一生懸命事業にしようとする。
間違ってはいないけど、やっぱり難しい(笑)
やっぱりすべてがバランス。
どうやってバランスを整えるのか?
だと思うのです(笑)
今日も読んでくれてありがとう!
また書きます。