経験から学ぶ
こうしてとんでもない独立をスタートしたわけです。
けど、私のような独立
私の周りでは普通のことです。
私自身も周りのみんながやってたこと
周りの多くの人がやっていたことを真似たまでです。
当時は独立すれば
下請けをするのが当たり前のようでしたから
今のように情報がなかったから。
ネットもまだ発達していない。
それこそ情報を得るのはテレビや新聞、ラジオ
朝起きればポストから新聞を取りだす。
家に帰ればまずはテレビのスイッチを押す。
そこから情報を得て。
限られた情報を共有してた。
独立して行うことは
まずとにかく得意先を得ること。
古!
行動力がある人は営業に走ったのかもしれません。
誰かに紹介を促したのかもしれません。
いろんな方法で得意先をつかみに行ったんだと思います。
当然、社交的な人の方が有利!
そういう人が常に仕事をもっていた。
それこそ仕事など出来なくてもいい。
そんなルールさえない。
時代は高度成長期
どんどん建物が建った時代でもあったから
どこへ行ってもたくさん仕事もあった。
そうして急成長していった。
建物を建てればいろんな業種の需要が発生
人が手分けして建物を造り上げる。
技術が発達したくさんの技術を取得する。
どんどん建物が建つので
建設会社を興せば仕事は入ってきた。
それに伴って必要になる業者
どこかに人はいないか?
業者はいないか?
それこそみんな引っ張りだこのように
仕事が降ってくるように入ってくる。
それならオレも!
どんどん業種も増えていく
そうしてどんどん膨らんで
それこそ下請けでも一杯仕事があった
単価も良かった。バランスが取れていた。
世の中は発展した。
みんなが潤った。
どんどん、どんどん成長する。
あるときドカーンと弾けた!?
いや、その前から
なにかおかしかった気がする。
そのころ、よーし!
独立しよう!
と立ち上がったのが私(笑)
そんな気がする。
それまではそれでも良かった。
十分やって行けた。
誰でもと言っては失礼だが
やれば仕事は入ってきた。
私自身もそれは感じていた。
やれば何とかなる。
そんな風に思う人が多かったと思う。
そんなものだと思ってた。
世の中そう出来ている!
困っていたら助けてくる!
助け合って生きていく!
そんな時代だったと思う。
そうして独立!
頭の中は得意先の獲得
でもそんなことやったことない。
ただ何となくそう思うだけ!
目の前にある仕事をするだけ
それでも目の前にはたくさんの仕事があった。
流されるように生きていく
なーんだ!どうってことない!
やればできるじゃないか!?
そうして流されるまま
目の前のことを追いかけて
気づく!
これでいいの?
知らないからわからない。
でも周りを見るとみんな
同じように仕事をしていた。
良いんだ!これで!
合ってる合ってる!
どこかで安心して
これで正解!そう思ってた!(笑)
それでも通用した時代。
そう思えばいい時代だったかもしれない。
黙っていても仕事があった。
それがなぜか?
何かが違う!?
いつかは下請け!
そう思って孫請け仕事を続けて
でも世の中は景気が良い
そんな印象を受けていた。
同じような業者も成長してた。
良いところはいい。
変わらないところはかわらない。
それまでの仕事は
もう定員いっぱいだったように
上がっていくことは出来なかった。
それよりそんな活動もしなかった。
目の前にあること
日々目の前にあることをするだけ
それと共にどこかから声が掛かるのを待つ
待って待って待って待ちくたびれて
そんな営業方法(笑)
目の前の仕事を繰り返す。
選ぶこともできないまま。
それでも待っていれば(笑)
少しずつ声が掛かるようになった。
建設会社や工務店の仕事
だれかの伝手で声が掛かる。
誰かがプッシュしてくれたことや
話の流れからの紹介
でもその元請けさんには
以前から付き合いのある同業者がいた。
私と同じような業者はいた。
でも話の流れで私のところへ仕事が来る。
うわさで聞くと以前の業者は……
そうして私のところへ仕事が回ってきた。
ただそれだけだった。
他のところもやっぱり同じ。
以前いた業者から私のところにへチェンジ
こうして新しい仕事を手に入れた。
けど私は何もしていない。
ただ毎日必死に仕事をしていただけ
そこへ話が来たまで
うまく行くときはそんなもの
そうして孫請け仕事を
少しずつ下請けへ変えていったのです。
それも少しずつ長ーく掛かって(笑)
ホントに徐々にです。
孫請けから下請けへ変わると
やっぱり違った。
なんか違う充実感達成感!
一生懸命にいい仕事をしようと思った。
精一杯努力した。
自分の数少ない得意先
少しずつ商売をしている感覚です。
そうそうこれこれ!
オレはこれを望んでいたのだ!
ホントかよ!(笑)
たまたま目の前がそうなった(笑)
でも、下請けの仕事は
思ったように回って行かない。
仕事があっても次が続かない。
どこの元請けさんもそうだった!
先が見えない仕事
それでも孫請けの仕事がったから
何とか乗り切っていくことが出来た。
下請け仕事の合間に孫請け仕事を入れて
そうしているうちにやっぱり
孫請けの仕事の合間に下請け仕事
そんな風に変わったり
やっぱり定まらない仕事
どん底!
そのときが正に不景気の時代
そう言われていたのでそうなのだと思う。
私がつながっていた元請けさんの仕事が激減。
仕事がない!
そんな状態のところが多かった。
何とか繋いで仕事をする。
また以前と同じ状況に逆戻り!
そうしてぷかぷか浮いていた!(笑)
ホントに毎日安心できない。
何とか浮いている状態です。
いつも思ってた。
何とかしないと!
いや、誰か何とかしてくれよ!
でもこれが当たり前だった。
みんな、仲間も周りも同じように
口を開けば暇だわ!
オレもだわ!
合言葉のように何かないか?
そんな言葉を交わす。
そうして自分自身を安心させる。
オレだけじゃない、みんなだ!
仕方が無いのだよ!
こうして自分をなだめた。
しょうがない!
それでもどんどん悪化していく。
今までがウソのように
今までぶつくさ言ってたのがウソのよう
だって仕事がないんだよ!
そんなこと考えられなかった。
あの仕事があって忙しくて
もう仕事はいらない休ませてくれよ!
って言ってた時代から
どん底へ落下して
でもこれは仕方が無いことだった。
時代が変わるとき
変化するときだったのかもしれない。
どこかで今まで通りには行かないよ!
そう言われているように思う。
変化を起こせ!
今まではこれで通用したけど
これからはそういうわけにはいかない。
そう言われているように!
でも急には変われない!
こうして私は仕事から
独立からいろんなことを学んだ!
とにかくたくさん学んだ!
経験ってやっぱり大事!
もし私が独立していなかったら?
どうなっていたのか考えると恐ろしい!(恐)
ホントですよ!
いや、考えられない!
あのまま職人として働くなんて!
仕事自体は同じだけれど
なんていうか?
独立したからこそ
自分の人生を生きた気がする。
自分を生きた気がする。
そのことに気がついた!
自分自身を知った。
あのままずっと誰かに言われるがまま
毎日の生活を送る。
考えるだけでもゾッとするが!
はっ!何言ってんだよ?
やってられないな!
常に反発していた自分
素直さなんてこれっぽっちもない。
いつもサボってて
とにかくいい加減(笑)
もっと流されるように生きていたと思う。
独立は人生勉強だ。
どうして行きたいかを求めて
自分の生き方を見つめる
仕事ばっかりしてきたけど
その仕事が楽しくて
いろんな自分に出会えて知った。
成長している自分にも出会えた。
こうして改めて
もっといろんなことを書こうと思いました。
もっと自分のことをさらけ出して(笑)
書いていこうと思います。
なぜそう思ったのか?
それは楽しくないから!
綺麗ごとは抜きで
もっと本音で生きていく!
どんなことがあっても人生は楽しい!
ここまで読んでくれて
本当にありがとうございます。
また書きます。