売上アップ

【塗装の職人からの独立】塗装業界の現状と今後の展望。生き残るために知っておくべきことが売上アップにもつながる?

今回は塗装屋の「売上アップ」についてお話していきます。

「売上アップ」と聞いておなたは、何をすればいいのかだいたい想像が付くと思います。巷で言われている「お客さんの数」×「単価」×「購入頻度」これをやればいい。そう思いますよね。

でも実際にこれさえしていればいいのか?違いますよね?ほかにも必要なことがあるのです。

それがこの「塗装業界」の未来です。????????

なんだか意味が解らないです。仕方がありません、「塗装業界」に仕事がなくなるなんて考えたこともないですよね!だからここを見てみるといいと思うのです。

それよりこちら側に進んでいるといっても過言ではない。

現状考える「売上アップ」よりも、もっと現実的に「売上アップ」するために何が必要になるのかです。

今回の話を知ることで現状とは違った「売上アップ」の方法を手に入れることができる。周りの「競合」が行っていないこと、それをすることで今までとは違った世界が見え始めることでしょう!

変わっていく塗装屋の仕事のあり方

・塗装屋の過去、現状、未来を知ると売上アップにつながることを解説

私が塗装の職人になったのが今から44年前、そのとき就職した先の塗装店は「個人事業」で30人以上の職人を抱える企業で、主に建設業の「下請け」をしていました。

職人さんは年配から若者まで幅広くいて、日本各地からいろんな人が集まっていました。みなさん優しくて個性的な方々です。

今思えば、そこの塗装店はまじめな人が多かった。後に転職していろんな大人の事情を知ると益々そう思うのです(笑)

とにかく昔の職人さんは怖い人が多かった。これは塗装の職人だけではなく全般的にです。職人といえば怖い、しかめっ面で笑わない、話さない頑固な人、こういう「イメージ」があるのも昔の「イメージ」から来ているのです。

その時代を経験している私にとっては、今よりも昔の方が人情味があって楽しかった。私が塗装の職人で転々としているときにも、いろんな人が寄り添ってくれた。

それこそめちゃくちゃな行動をしていた私でも生きて来れる環境にあって、自由気ままに生きてくることができたのも、現状には無い業界特有の個性的な人がたくさんいたからだと思う。

今もし私が塗装職人を始めたとしたら、即刻クビか自分で退職の道を選んでいると思う。それくらい厳しくなった、その厳しさというのは、仕事が厳しいのではなく、圧倒的に人間関係の厳しさです。

昔もルールはあったけど今ほど厳しくはなかった。それこそルールなんてあってないようなものでした。現場に出て仕事さえキッチリしていたら他のことは多めに見る。ルーズといえばそこまでですが、それくらいの大らかさがあった。

これは私の感覚が世間と違っているのかもしれません。ほかの人を見ているととにかく厳しい。職人がちょっと遅刻をすると次はない。次遅刻をすれば「即刻クビ」!恐ろしくて働けない(笑)遅刻をするのがいけないのでしょうけど、、、

私が一緒に仕事をしてきた若い子たちは、とにかくしっかりしている印象です。何かあると必ず連絡があって報告してくれる。抜け目がないというかホントに漏れがない。

「言葉使い」も違う。「目上の人」に対してもキッチリ話ができ「対応」がしっかりしている。それに比べて私は、、、(笑)私の方が学ぶことが多いくらいです。

でもこれが、、、

あの子はしっかりしている!あの子は対応ができる!逆にこれができないと受けない。幾ら仕事ができても、できない扱いを受ける。

キッチリ正しくなくてはならない。世の中の風潮だろうか、、、

人はそういうところを見る。確かに普段見えないところを見て判断することはできない。でもホントか?人ってこれが一番重要かで価値があることなのか?戸惑ってしまうことがある。この裏を考えることで塗装屋の「売上アップ」につなげることができる。

塗装屋は今特にキッチリただ悪しくを要求される。それはお客さんが一般の方だから、一般常識を身につけて礼儀正しく、規律を守って作業します!みたいな何だかよく分からないことが行なわれる。確かに無くてはならないことではあるものの、塗装の職人を昔から生きてきた私には苦しくて仕方がない。

でもこれから先、塗装屋の仕事は競争が激化することは違いない。もう既に始まっている。そこを生き抜くにはこれをもっと行っていくのか?業界の将来を考えるとさらに苦しくなる。

言っちゃいけないけど、塗装の職人だよ!(笑)他の建築の職人も同じでキッチリ正しく生きるなんて自分を押し殺して生きるようなことです。

職人にサラリーマンのように生きることを要求する。それがどれくらい別の人生を生きることになるか考えてみればわかる。勉強をしたくなくて遊びまくっていた子が、仕事を始めると世間に溶け込んでいくように自分の個性を無くしていく。

サラリーマンになりたくないと思って塗装の職人いなったのに、結局どの仕事を選んでも、「スーツにネクタイ」はないけれど「サラリーマン」と何も変わらない。

そんな仕事に人が魅力を感じるのか?

私が塗装の職人をしようと思ったのは、当然仕事を選ぶことができなかったこともある、でも塗装の職人なら自由に働けるのかもしれないと思ったし、独立するときも周りの「親方」や「経営者」が楽しそうに見えたからです。

子供が憧れを持つ仕事、塗装の仕事がそうなればいいですね。

塗装屋の仕事がなくなると言われる理由とは?

・塗装の仕事がなくなると言われる理由を売上アップに直結させて解説

最近特に騒がれている「AI」、以前から「AI」が仕事を奪うと注目を集めていたので、どうしてもそこに注目してしまう。でも本当なのか?「AI」ってそんなに仕事ができるのか?(笑)

確かに昔から仕事をしてきた私が見る限り、建築仕事は特に「現場作業」の数が減っている。それは工場で作って現場で組み立てることに変わってきたからです。

早い家なら1ヶ月くらいで建つそうです。それは工場で製品として作られたものを現場で組み立てるから、あらかじめ作ってあるので「工期」の短縮になる。「工期」が短縮されると、当然建築に関わる職人の数が少なくて済む、ということは「コスト」を抑えることができる。

これと同じことを取り入れると塗装屋でも売上アップに役立てることができる。

そして工場で制作できるとなると、職人ではなくても機械を使って作ることも出来るから益々「コスト」を抑えることができる。

そうなると職人の数は少なくて済む、だから今仕事の量が減ってきている。その分工場の仕事が増えてきているということです。

これを見て将来職人の仕事がなくなる。そう思うのは当たり前かもしれません。正にそれが起っているのですから。

でも私たち塗装屋が仕事としている「リフォーム市場」を見てみるとどうでしょう。確かにこの流れは起こっています。新築と同じように向上で作ってきたものを収めるだけというものもある。でも多くの「リフォーム」はそう簡単にはいかない。

一から建てる家とは違って、既存の家に収めていかなくてならないから、同じものを同じようにが適用できない。これは「AI」や「ロボット」が最も苦手とする分野、形が決まったものを同じように正確に行うことは得意でも、できないことはまだまだたくさんある。それがこの決まっていないものです。

でも将来どうなるかはわかりません。家を「リフォーム」するよりもぶっ壊して「3Dプリンター」か何かで即建てることができるようになるかも、そうなれば「リフォーム」も必要なくなるかもしれません。でもこれはなかなか遠い世界のような気はします。

本当に塗装屋の仕事は無くなるのか?売上アップするのは?

・塗装屋の仕事が本当に無くなるのか、売上アップについても解説

今まで書いて来たことを考えると、今すぐ塗装屋の仕事がなくなるとは考えにくい。でも簡略化に向かっているのは間違いないです。それはやっぱり人件費が一番の「コスト」を占めるからです。塗装屋の「売上・利益アップ」も人件費に大きく左右されるからです。

どこの企業も「コスト」を削減したいと思っているのは当然で、その中でも多くを占める「コスト」それが人件費なので、できるだけ人の手を減らしたいと思う。でもその人件費を削減するのが難しい。

だからどの仕事も機械かする。塗装で言うと業種は違うが、以前からテレビでもよく目にする、車を作る工場内の作業をみると機械が車のボディーを塗装している。そこには人の気配はなさそうで、淡々と機械が塗装を行っている光景が写されていた。

それを見たとき、車はこうして塗装されているのか、、、こう思って見ていた私も後後考えると私たち建築の業界でも取り入れられてもおかしくはない。そう思ったのです。

でもこれができるのはやっぱり新設工事だと思いたい。もしこれが「リフォーム」でも可能になれば塗装屋の仕事も「激減」してしまうでしょう。

ま、なかなかそこまでは進まない?

こればかりはわからない。

こうしてみんなが、仕事がなくなることに注目している。ほかにも注目することはある。仕事がなくなるのことがあってもまだ先、でもそこまでに変化することはたくさんなるのではないか?現状がこのままずっと続くことはあり得ない。

「新築」「リフォーム」どちらも同じです。

今はまだ使い慣れた「ネットの世界」です。その「ネットの世界」だけを見てもいろんなことが伺えます。「ネット」だけではなく「ホームセンタ」ーなどに行くと目にすることもできる。

それは誰でも商品を購入することができるというもの。これってどうなの?メーカーはよりたくさんの商品を販売しなければならない。でも今まではそんな販売のし方はして来なかったと思う。

あるとき水道屋さんがボヤいていた。「トイレやキッチン」、「ユニットバス」など設備関係の商品は誰でも購入することが出来るので、工務店が商品を購入するのと水道屋さんが購入する金額があまり変わらない。

今までであれば水道屋さんがメーカーからトイレなどの商品を仕入れて、その商品に数%の利益を乗せて工務店に請求することができたのに、それすら出来なくなっている。

水道屋さんは商品を工務店まで取りに行って、現場まで運んで取りつけて手間賃だけもらって生計を立てるということです。

電気屋さんも同じで私がエアコンを取り替えようと思って知り合いの電気屋さんに電話すると、エアコン本体はどうする、手配してもらえる、それともこちらで手配すしますか?何て聞いてくる。もうこういうのって常識化しているみたいです。

これってどう思います?

他の建材なんかもそうで、ネットでなくても誰でも安くで買えてしまう。大工さんもそうでそちらで段取りしてもらえる?何て言うわけです。

これを書くとキリがないのでこの辺にしておきます。

ま、これは以前から同じかもしれません。それがただ表面化してきただけです。いつ塗装の業界にもこの波が押し寄せてくるかはわからないです。

塗装屋が生き残るために必要なことは何か?

・塗装屋が生き残るために必要なことは売上げアップにも関係するを解説

周りを見るといろんな塗装屋があるようでほとんど何も変わらない。

それを言っちゃお終いよ!(笑)

でもこれが凄ーくヒントになる。どういうこと?そう思うでしょ?

あなたは普段商品、他何でもいいですけどどうやって選んでます?値段!それなら仕方がありません話は終わりです(笑)

でもそんなことはありませんよね?値段では選べない事ってありますよね?

スーパーに行って同じような商品が並んでいたらどちらにしようか考えます。そのときどうやって選ぶでしょう?確かに値段の安い方!逆に高い方が安心できるかもしれません。

でもほかにも選び方はあると思う。どうでしょう、商品の裏に書いてある項目をジーっと眺めて比べるでしょうか?でもわからない(笑)

「パッケージ」や「見た目」であれば、特に「コマーシャル」でお馴染みであれば選ぶ確率も増えます。でもそれがなければ見た目、何となく良さそうに見えるものを購入してしまうのでは?

こうして特に意味がない選び方をしていることが多い。

同じように塗装屋を選ぶときはというと?知り合いに薦められたからとか、タイミングよく業者さんが来たから、何となく良さそうと思ったから、近所の人も頼んでいたから、よく分からないですよね。

でもこういうことって多いのです。それは選び方がわからないからです。塗装のことなんてわからないから、そういう選び方になってしまう。

じゃーどこを見て選べばいいのか?

それは、、、

塗装屋で「売上アップ」するには、選んでもらう基準をあなたが決めればいいのです!またまたそんな適当なこと言って!そう思われるでしょう!

でも本当です。さっきの「パッケージ」や見た目と同じで良く見えるように工夫する。どうすればよく見えるのか?いろいろありますよね?きれいにに掃除をしておくとか?

ありきたりかもしれませんが、そういう普通で当たり前のことを人は見ている。そこに更にギョッとするような何かがあればどうでしょう!目を引くこと間違いありません。

それを考えて取り入れていけばいいわけです。

それが難しいんだよ!(笑)

確かに!ではひとつお応えします。

あなたのところにしかないものを取り入れて、これはあなたのところだ!って「イメージ」してもらうこと。これでいいでしょ!(笑)

未来に備えて今できること

・独立した塗装屋が売上アップして未来に備えてできることを解説

これから機械化が進んで仕事が少なくなる。もう既に少なくなっている。でもその少なくなったところの職人さんはどこへ行ったのか?廃業しているか転職して生きていきます。

とはいっても若ければ転職すれば良いものの、年齢によってできないこともあります。するとやっぱり長年仕事をしてきた「建築業界」で生きることになる。

でも今どこも仕事が減っている。どこの業界に行けばいいのか?そうです今好調な「塗装業界」であればだれでも出来そうだしやってみるか!そう思って転職する人は多いです。実際にはそんなに簡単ではないけれど、、、

若い人材を求めるのは当たり前です。でも今その若い子どころか年齢層を上げてもなかなか人が集まらない。人を集めるにしてもお客さんを集めるにも同じことが言える。塗装屋が「売上アップ」するにもこれが必要なのは当然です。

とにかく自分のところにしかできないこと。その人たちにしかできない、持っていないことを強化していくことです。

人人人、起業は人で成り立っています。幾ら良いものを扱っているとしてもそれを扱うのは人、人人人です。

まとめ

・塗装業界の売上アップについて

ここまで書いてきて、おや!?そう思われた方も多いのではないでしょうか?それは私もです。塗装屋の「売上アップ」を行うことを書いていこうと思ったのに書き始めると生き残りについて書いています。

これは「売上アップ」するには生き残ることとリンクする。同じような塗装屋がたくさんあって、そこで売上を上げようとすると、際立っていなければならないということですね。

あなたも他と比較するのではなく、あなただけの強み、あなたでなければならないものを見つけて「アピール」していくことです。

是非試してみてください。

いかがだったでしょうか?

私も塗装の職人から「独立」して「自由」とお金を求めて、でも塗装屋で「独立」した私の仕事は相変わらずパッとしない。

毎日必死に「自由」と「お金」を手に入れようと、今まで以上に仕事に時間を使って働いても、多くを得られるわけではありません。いったい何のために「独立」したのかも分からなくなってしまいます。

「自由」と「お金」を求めることでたくさんの壁にぶつかります。

でもこの経験をすることで気づきます。

このまま塗装屋の仕事をすることには限界がありました。何か新しいことをする必要があると思っていました。でもそれが何かわからない。

いろんな経験を重ねて考えるようになります。「売上アップ」するためには何をする必要があるのか?これだけではなくどうしたら、他とは違うことができるのか?それを考えましたが見つからない。

他所よりいい仕事をします。技術力では一番です。

でもこれを言っても結局他のところも同じです。みんな言っていることは変わらない。そこで考えたのが今回の話です。

もし、私が以前のまま何も理解しないでがむしゃらに作業に没頭していたら、今頃どうなっていたか考えると恐ろしくなります。

これまでの経験で「差別化」して塗装屋で元請けとして「売上アップ」を実現し継続することができています。

そんな私が、塗装の職人から「独立」して、十数年経ってから自分のお店を軌道に乗せて、今ではこんなことを言いながらも、「自由」に過ごさせてもらっています。

あなたには塗装の職人から独立して、私がしたような遠回りをして欲しくないのです。

だからこの文章を書いています。

この文章があなたの「独立」後の「事業経営」に少しでも役に立てれば嬉しいです。