資金

【塗装の職人からの独立】塗装屋の資金調達のイロハ「知らないと大変なことになる!?」資金調達の知識と考え方とは?

塗装業界で成功するために必要な資金調達方法とは?

・資金調達の基礎知識とよく勘違いしそうなことを解説

塗装の職人から独立する際、お金が必要になるのですが。あなたはどれくらいのお金が必要だと思いますか?

たくさんあればいい。そうですよね!たくさんあれば困らないですよね!でもそれは本当なのでしょうか?

私はこんなことさえ何も考えずに独立したのです。ただ目くらめっぽうに。でもそれは自分の頭の中には少しばかりの貯金があると思っていたからです。

私は独立してまずはじめに車を調達します。当時は新車のバンでも150万円以下で買えたからです。これを書いていて気づきます。めちゃくちゃ物価が上がっている(汗)

こんなことを考えると、塗装屋を独立する際には資金が必要で、資金調達をしなければならない。そう思うのですが、ちょっと待った!

ここで焦るのは禁物です。

独立するためには実際、どれくらいの資金が必要になるのか?

必要なものはだいたいが想像がつくと思うのです。車、道具、お金、、、考えればたくさんあるのではないのか?

お金が無ければ独立は難しい、、、どうすればいいのだろう?

こう考えて、もうちょっとお金を貯めてから独立すること考える。そんなことありませんか?

それは頭の中に、お金が無ければならない。資金調達を調達する。そんな言葉が頭にこびり付いているからです。

独立=資金調達
経営=資金調達
事業=資金調達

このように塗装屋で独立や経営、事業を行う際には資金調達の文字が頭に浮かぶ。お金を調達しなければ、、、

これまで培てきた思い込みが発動するのです。

でも実際には、塗装職人から独立する私たちの場合、補助金を利用したり、融資という資金調達方法になる。

塗装屋を始める際、融資が可能なのか?それこそ融資が必要なのか?

そればかりが道ではありません。

塗装屋が資金調達と融資の違いを理解するために知っておくべきこと

・資金調達と融資の違いを解説

ここで出てくる資金という言葉、果たしてどのような意味なのか?

ただ単純にお金を集める。お金を用意することだとは思うのですが、その方法によって呼び方が変わってくる。

テレビなどを見ていると、大手企業が資金を調達するために何かを行う。こんな記事が出ているのです。

それは企業の資産をお金に換える行為で、会社が株式などを発行してお金を調達するということです。

私たち塗装屋が行う融資と資金調達とは少し違った意味合いなのかもしれません。

例えば融資は、身近ないつもお金を保管している銀行などでお金を借りることで、短期で借りるものや長期的に借りるもの、一括返済するものや、分割返済するものまで幅広く用意されているのです。

このように、資金調達と融資は少し意味が違うものですが、私たちがお金を用意するという行為は、どちらかというと融資を利用するものと考えられるのです。

どちらにしても、お金を借りるという点では同じなのですが。

塗装屋の資金調達のメリット・デメリットを徹底比較

資金調達のメリットを解説

私たち塗装屋にとって、資金調達とはお金を上手く回すために行うものです。

お金を上手に回す、例えば資金繰りというもので、売上をして入金されるまでにお金が必要なときに、資金調達してお金を支払うこと。

またはお金は無いが必要なものがあるため、資金を調達して購入する。

資金を調達することで、経営を安定させることができる。ほかにも資金を調達することで、資金が不足しているものを賄うことができるのです。

資金調達をすることで、先に商品を受け取ることができるのです。

必要な仕入れ、商品を仕入れることで、販売し売上を立てることができたり、事業に必要な高額な機械を導入することも出来るのです。

資金調達することで、お金が無くても経営を回す、経営の拡大に取り組むことができるのです。

あくまでも、それなりの信用がなくて出来ません。

資金調達のデメリットを解説

私たち塗装屋が行う資金調達方法の主なもの、それが融資を受けるというものです。

もうご存じだとは思うのですが、資金を調達すると発生するのが金利です。お金を手に入れて経営を楽に効率よくさせることができるのですが、当然金利を支払う必要があるのです。

売上げたお金の中から利益を得て、そこから金利を支払わなければならない。金利といっても現在では本当に少ない金利で資金を調達することができるのです。

でも金利が少ないからと言っても、お金を借りるのには違いありません。それにはやっぱりリスクが伴うものです。

資金調達を成功させるために必要なこととは!?

・失敗のチェックポイントも踏まえつつ、成功する方法を解説

資金調達を成功させるには、とにかく考えなければならない。

なぜ融資が必要なのか?どこに、どんなお金が必要なのかを理解することです。でもお金を必要とすることには二種類しかありません。

資金繰りのためのお金と事業を拡大委させるための設備投資のためのお金です。そのうち設備投資のお金はすぐに必要になるものではない。

それよりも運転資金です。運転資金が必要なのはなぜ?それはお金が入金されるのが遅いことが原因です。売上げたお金を素早くもらえれば運転資金は必要ないからです。

そうはいっても、そんなに上手くはいかないものです。入金がズレてしまうこともあるのです。

なぜ?なぜそうなったのか?よく見極めることです。それさえ分かっていれば融資を受けることはないからです。

塗装屋が融資で資金調達できるからといって、安易に考えるべきではないからです。先ほどもお話したように、融資を受ければ金利が発生し、利益が少なくなってしまうからです。

無駄な融資の金利は少なくても、経営に結び付くから、できるだけ抑えること。考えてりようするべきです。

資金調達を行っても、以前と同じ経営を行っていては変化はありません。なぜ融資を受けることになったのか?どうすれば融資を返済することができるのか?を考えるべきです。

それでないと、融資を返済する前にまた、新たな融資が必要になるからです。資金調達をしても現状変わらないので、返済ができないのです。

資金調達したお金と金利を返済するには、以前よりも利益を増やして返済する必要があるからです。もし依然と同じことを繰り返していると、融資を返しても、また同じようにお金が必要になるでしょう!

要は融資を受けることで、利益をあげる体質に変化させる必要があるのです。

これだけは忘れてはいけない!塗装屋の資金調達の注意点

・資金調達時の注意点を解説

塗装屋が運転資金を資金調達をするのは簡単です。で返済するのも簡単です。

じゃー問題ないのでは?そう思いますよね?

でも違うのです。気を付けなければならないことがるのです。それが自覚すること、自分のお金と融資のお金を切り離して考えることです。

いったい、幾らあって幾ら借りているのかを知ることです。

私のように、自分の少ないお金と融資のお金を混ぜると、訳が分からなくなる人は注意が必要です。

どういうことかというと、融資を行って手にしたお金を自分のお金と勘違いすることです。そんなバカな奴いるわけないでしょ!そう思うでしょ!?でも私が正にこれでした。

融資を受けたお金と自分の少ないお金を混ぜて、お金が増えたことに興奮するのです。

通帳のお金が増えたことで、儲かっている錯覚を起こすのです。自分と融資のお金が同じように見えて、勘違いをして使ってしまうのです。

これは本当なのです。日ごろからお金のことを理解していないとこうなります。見極めることができなくなるのです。

お金を見ると儲かっていると思うのです。

こうしてお金がどんどん少なくなっていき、また融資を受けることになるのです。

意味がわからん!?そう思うでしょ!?

気を付けてください。お金のことを理解してください。

塗装屋が資金調達した後に事業を軌道に乗せるには?

・資金調達した後の行動について解説

資金調達をして何をするのかを、明確にする必要がありますよね?

漠然とお金を借りるわけではありませんよね?私は借りていましたけど(笑)これでは上手くいきません。必要がないお金を借りても無駄なだけです。

いくら必要なのかを明確にして、それがなぜ必要なのか?を考えるべきです。

入金のタイミングが狂っただけならともかく、常に入金時にお金が足りないようだと、気を付けなければならないのです。それはなぜか?お金がうまく回っていないからです。

足りないから借りる。返すとまた足りないの繰り返しです。これを繰り返しているといつの間にか、融資金額が増えることになってしまうからです。

増えては減り、増えては減りの繰り返しです。それはなぜ?

それは常にお金が足りない状態だからです。足りないから借りても、返していくとまた、足りなくなるから、また同じように融資を繰り返し続けることになってしまうのです。

ではどうやって抜け出せばいいのか?それは足りないお金を手元に確保することです。

そんなことわかってる!

でも現状これができないから、融資を継続させることになるのです。

手元にお金を残すには、結局利益をあげてお金を増やすしかないのです。

要は利益を増やす。利益体質に入れ替える必要があるのです。

塗装屋が資金調達とか融資とか言うけれど、結局は借金でしかないのです!

まとめ

・塗装屋の資金繰りについてお話してきました。

私はこの資金調達という言葉を良いように理解しました。

資金調達は良いように使えばいいのですが、良くない使い方も出来るのです。

巷で言われる融資や資金調達ですが、あなたは勘違いしていませんか?これはいわゆる借金です。

言葉は違えど、金利は違えど、あの世間を騒がせている金融商品と同じものなのです。

ひとつ間違えれば、返済できなくなるかもしれないし、融資の金額が増えていくかもしれません。これは融資を受けるあなた次第といってもいいのです。

自覚がなければならないのです。

商売をしていたら借金なんて当然!お金を借りなければやっていけない、融資を申し込めば貸してくれる、これは自分に信用があるということ!借りなければ信頼を失ってしまう!

これらを聞いてどう思うでしょう?

私は、これを聞いて鵜呑みにします!

そうか!そうなんだ!

こうして融資を申し込み、どんどん融資金額を増やしていったのです。

借金には良い借金と悪い借金があるといわれています。間違いではないでしょう!でも結局お金を借りなければならない、それには違いないのです。

使い方によっては様々あるでしょう!

でも塗装屋の私たちにとっての運転資金はこれには当て嵌まらないのです。

借金、仕方がないときもあります。でも塗装屋から独立した私たちの初期には、資金調達など必要はありません。

ぜひ参考にしてみてください。

私も塗装の職人から独立して、それこそこの「資金調達」なんて全く知らなかったのです。周りから得る情報を鵜呑みにして、お金を借りたものです。でもこの「資金調達」を理解してからは、塗装の職人から独立して、十数年経ってから自分のお店を軌道に乗せて、今ではこんなことを言いながら、自由に過ごさせてもらっています。

あなたには私がしたような遠回りをして欲しくないのです。

だからこの文章を書いています。

この文章があなたの独立後の事業経営に少しでもお役に立てれば嬉しいです。