今日は「塗装屋のマーケティング」についてお話していきます。
今日のマーケティングの話を知ることで、今までお客さんからの問い合わせとは無縁だった、あなたの塗装店がお客さんからの問い合わせを得ることができるようになるでしょう。
一度や二度ではありません。
これを繰り返し行うことで、継続的にお客さんから直接お仕事をいただくことも可能になるのです。
是非、参考にしてみてください。
塗装屋のマーケティングとは?知っておくべき知識
塗装屋のマーケティングについての基礎知識と勘違いを解説
マーケティングと聞くと、それこそ大それたことをする必要があると思うのです。私はそう思いました。
たくさんお金を使って専門家を雇い、大きくコマーシャルすることだとも思っていたのです。
でもそんなことはありません。塗装屋にとってのマーケティングとは、それほど大それたことでもたくさんお金が掛かることでもないのです。
塗装屋にとってのマーケティングとは、自分の対象とするお客さんに認知してもらうことなのです。
塗装屋のマーケティングは他業種とどう違う?
塗装業界特有のマーケティング戦略について解説
先ほどもお話したように、マーケティングとは大きなことをする必要はありません。ではいったいどのようなことをするのか?
塗装屋のマーケティングで必要なことは、「地域の方に向けた知名度「」、「信頼度をアップ「」させることです。なので広範囲を対象としたマーケティング戦略ではなく、「小さなスポット」でマーケティング戦略を行うことです。
全国を対象とするのではなく、あなたの塗装屋が「活動範囲としているところ「」で小さくマーケティングを行うのです。
小さなマーケティングとは、対象をより小さく絞ることから始めるといいでしょう。
まず、あなたがどんな方に向けて「認知を得て」、「信頼を高めること」が大切なのかを見つけて、その方に向けたマーケティングと戦略を実施することです。
塗装屋のマーケティングで成果を出すために知っておくべきメリット・デメリット
マーケティングのメリットデメリットを解説
塗装屋がマーケティングを実施することで「大きなメリット」がたくさんあります。
マーケティングを行うことで、たくさんの方に「認知される」ということです。マーケティングを行う前は知られることもなかったのですが、マーケティングを行うことで「たくさんの方に認知をしてもらえる」ことです。
認知=お客さんからの注目を集めるので依頼が増える。依頼が増えると売り上げも上がる。売上が上がると利益も増えるということです。
マーケティングを行なわない塗装屋と、積極的にマーケティングを行う塗装屋の違いは明確に分かれるでしょう!
知名度のないお店、知名度があって信頼を得ているお店、
あなたはどちらに工事を依頼するでしょうか?
これくらいの小さなことでも、大きな変化を起こすことができる。これが塗装屋にとってのマーケティング戦略を実行するメリットのほんの一部です。
これだけの多くのメリットがあるのにデメリットが存在するのか?そう思うのですが、何事にもデメリットはあるものです。
大きなデメリットのひとつはコストが掛かることです。塗装屋のマーケティング戦略のような小さなものでも、「お金が掛かる」ということです。
なかでも「お金を掛けず」に行うマーケティング戦略もありますが、これにもデメリットがあって、マーケティングの最大のメリットが生かしきれないことです。マーケティングの最大のメリットである時間、「認知を得るのに時間が掛かる」ということです。
コストの掛かるマーケティング戦略であれば、「効果に時間を要しない」ものもあるのです。広告などがそれにあたるのですが、
「コストがかからない」のですが、「認知に時間が掛かる」SNSなどのマーケティング戦略もあるのです。
現状必ず必要になるホームページなども、「コストと時間の両方」が必要になるものです。
即効性を選ぶとコストがかかり、「コスト面を抑える」と「時間が掛かって」しまうのです。これをどう捉えるのかもマーケティング戦略を選ぶ上で重要なことです。
大きなメリットの裏にあるデメリットをどう捉えるのか?
どちらに目を向けるのかも、どのように選んでいくのかも、事業主の手腕に掛かっているのです。
塗装屋のマーケティングでよくある失敗例
塗装屋のマーケティングでよくある失敗例を解説
先ほどの即効性のあるマーケティングのひとつである広告を例にとるとわかりやすいです。塗装屋が広告を行うために何を重要視するのか?
とにかくたくさんの方に認知してもらいたい。多くのお客さんから問い合わせをいただきたい。そう思って広告を打つと思うのです。
私は広告を打った日の朝から、お客さんからの電話が鳴るのを待っているくらいです。めちゃくちゃ期待していた訳です(笑)それくらいお客さんからの問い合わせが欲しかったのです。
この気持ちは非常によく分かるのです。でもよく考えましょう!
なんのために広告を利用するのか?先ほども話しましたが、「自分が対象とする地域のお客さん」に向けて広告を打っているのです。
「対象のお客さん」とは、「どんなお客さん」なのでしょうか?
「ターゲット」を明確にすることです。「ターゲット」?「明確に」?
何を言っているんだよ!そんなの地域のお客さんに決まってるだろ!そういわれるのも無理はありません。
でもこれもよく考えてみる必要があるのです。当然地域に住む戸建てを所有している方でしょう!、でもこれではどんな人が対象なのかわからないのです。
そんなに明確にする必要があるのか?
それはご最もです。でも必要なのです。
大きく言うと、ターゲット(対象)の方が「〇〇地域」の方なのか?それとも「○○地域」なのか?によっても違ってくるのです。
「年齢「」でも違ってくるでしょう!
どう違うのかというと、広告を見たときの反応です。相手が何を考えているのか?なぜこれを必要とするのか?
同じように家を塗り替えるとしても「ニーズが違う」のです。家を長持ちさせたい!綺麗にしたい!これだけでも違いますよね?
「年齢」によってニーズは違うでしょう。
「年齢層」によって見方が違う、考えていることも違うのです。
どんな「地域」のどんな」「年齢層」の人が、広告を見るのかを考える必要があるのです。
ネットを使った広告は「高齢の方」にはよく分からなかったりするのです。
塗装屋のマーケティング、これはほんの少しですが「ターゲット」について話してみました。
塗装屋のマーケティングで失敗しないためのステップ
原因の解決策をステップバイステップで解説
1、ターゲット顧客を明確にする
あなたのお客さんを明確に設定する。「誰」に向けた広告なのかをキッチリと設定する。
ターゲット顧客が明確でないと、広告の内容、種類を考える上で戦略が立てられないのです。
塗装屋のマーケティングはとにかくひとつずつ明確にしておくことで、よりお客さんからの「反応」を集めることができるのです。
2、デザインやコピーの質が低い
同じように、ターゲットが明確になっていないと、「デザイン」や「コピー」が明確にならない。
ターゲットを明確にすることで、これらも明確にすることができるのです。やっぱり根っこの部分、「基礎」が重要で「誰に何をどのように」届けるのかが重要なのです。
そのためにも、「デザイン「」や「コピーの質」、お客さんに向けた「コピーの質」が重要です。
3、適切な広告配信先が設定できていない
これも同じです。対象のお客さん、ターゲット顧客はどこにいるのか?ターゲット顧客が明確になっていないとここも「ボヤケて」しまうのです。
まずは「どこに住む」「誰に」「どのように」して届けるのかを明確にすることです。
塗装屋のマーケティングでやってはいけないこと。競合に負ける原因となるNG行動とは?
マーケティングの注意点を解説
塗装屋がマーケティングを行ううえで注意したいことは、たくさんあります。
1、多くを行ってしまうこと
とにかく焦って多くを行う。これまで話してきたように、何も決めずに行うことです。とにかく「誰に」を意識することです。なぜここまで「誰に」を大切にするのか?
「多くを行おう」とするのは、ここに原因があるからです。
とにかく多く、たくさん数が欲しいから、多くのことを行ってしまうのです。それは最もだとも思うのですが、全てのお客さんを得ることはできないのです。
あなたの、あなたが必要とするお客さんを、
あなた自身で選ぶ必要があるのです。
その方に向けて塗装屋がマーケティングを行う必要があるのです。たくさんの人に向けてマーケティングを行っても結局、「誰にも響かない」ことになりかねないのです。
あなたが必要とするお客さんに向けてメッセージを送ることが大事なのです。
2、不適切な広告を使う
先ほどの話と被るのですが、やっぱり同じようなことが言えるのです。
ターゲット顧客が「不明確」なので、「広告が不適切」になってしまう。
いくら広告を打っても、結局はお客さんに届いていない。「認知」ができていない。「知名度」を獲得できないので、選ばれることが少なくなってしまうのです。
たくさん広告を打っても、見てくれる人は居ても、相手にとって自分事として捉えられないのです。
それは広告が不適切、お客さんに向けて広告がうまく機能していないのです。
3、ブランディングができていない
同じようなマーケティング戦略を行っている塗装屋は地域にたくさん存在しているのです。
広告を打つ際それを理解していないと、自分のところしか見えない。ほかの塗装店のことを良く理解しようとしていないとわからないのです。
お客さんから見て、自分のところがどのように写っているのか?
他の塗装店がどのようなマーケティングを行っているのか?どのような「立ち位置」を選択しているのか?あなたは見ているでしょうか?
みんなどこも同じだと思っていないでしょうか?それは間違いです。
同じ業種、同じ仕事を行っていても違うのです。
あなたは何を「売り」にしているのか?
どんなお客さんに来て欲しいのか?を明確にして、それをもっとお客さんに伝える必要があるのです。それを行わないとお客さんには届かない。ほかの塗装店と同じになってしまうのです。
パッと広告を見ただけで、あなたが「伝えたいこと」が明確に伝えられているでしょうか?他の塗装店との違いを伝えられているでしょうか?
これが「差別化」で「ブランディング」です。
塗装屋がマーケティング戦略を立てたら…その後の重要なステップとは?
マーケティング戦略を立てた後の行動を解説
1、戦略の実行
当然ですが行うことです。
でも闇雲に行うのではなく、「計画」を立てて少しずつ行っていくことです。
具体的には広告を打ってお客さんから反応をいただいて、販売活動を行いお客さん対応を行うことです。
2、お客さんとの関係強化
お客さんへの「認知」、「販売」を行うことで見えてくることがたくさんあると思うのです。
塗装屋がマーケティング戦略を行って、新しいお客さんをたくさん集めることも重要なのですが、既に買っていただいて、信頼関係ができたお客さんとの、つながりを大切にすることが重要です。
それはマーケティング戦略を行ううえでも重要なことです。新しいお客さんを集めるよりも、既存のお客さんから仕事や紹介をいただくことが、「コスト面」を考えてもとても有利なのです。
新しいお客さんから問い合わせ依頼をいただくには、それ相当のコストが必要ですが、既存のお客さんからの紹介であれば、「コスト「」は高くはありません。
これは重要なことですので覚えておいてください。
3、他の塗装店の分析
常に同じ地域で仕事をしている塗装店がどのようなことを行っているのか?
自分が知らないことを行っているかもしれません。あなたの方が先のに塗装屋のマーケティングで「差別化」に成功しているかもしれません。でもいつまでも環境が同じとは限らないのです。
相手が別の施策を行うことで、常に市場は変化するものです。常に市場を伺っておくことが重要なのです。
気がついたときには、お客さんから選ばれることが少なくなっているということは避けたいものです。
4、自分のところの成果を分析
マーケティング戦略を行って調子が良いのは幸いです。でもどれくらいマーケティング戦略が功を奏しているのかを知ることが重要です。
もしかしたら、仕事をたくさんいただいて、忙しくてどうしようもない状態で、勘違いしているかもしれません。
広告のコストの割にはお客さんからの工事依頼が少ないかもしれません。或いはそれ以上の伸びで工事依頼をいただいているかもしれないです。
塗装屋がマーケティング戦略を行うことで変化を知る、見直してみる常にどのようになっているのかを確認できる状態にしておく必要があるのです。
「数字」を明確にする。「分析」をすることが大切です。
5、改善点を明確にする
塗装屋がマーケティング戦略を行うとうまくいくことが多いものです。だからといってそれで万全かと言うとそんなことはありません。
上手くいっているのは良いのですが。何がどこがうまくいっているのか?もしくはどこがうまくいっていないのか?を知ることです。
または全然上手くいかないかもしれません。でもこれらはどちらも同じなのです。上手くいっている、以内に関わらず改善点は必ずあるものです。
それを見つけて「改善」するのです。
すると、上手くいっていることでも、更に「改善点」が見つかります。上手くいっていないのであればなお更「改善点」はあるでしょう!
これを行うことがマーケティング戦略だということです。
マーケティング戦略は塗装屋が「数値化」して「改善を繰り返す」ことなのです。だからこそ重要であって、他の塗装店との「差別化」がはっきり表れるのです。
やって終わりか?それともさらに続けて行うことで、より良い結果を手に入れるのか?
まとめ
今日は塗装屋のマーケティング戦略についてお話してきました。
マーケティング戦略?何を言ってるんだよ!それどころじゃないよ!それより仕事がなくて困っているんだよ!どうにかして仕事を取って回さなきゃならないんだよ!
そうだと思ういます。私が正にそうでした。いや、そういう方は塗装の職人から独立した方には多いのではないでしょうか?
でも、、、
私も思っていたのです。マーケティング戦略?バカなことを言うなよ!(笑)
その私が、疑いながらもちょっとマーケティング戦略、そんな大袈裟なことではなく、ただただちょっと「真似て」みただけで、「結果」を出すことができたのです。
それこそ仕事に追われて、目の前のことしか見えなかった私がです。
だから、マーケティング戦略?と思っていたのです。
「目先の仕事」、「ちょっと先の仕事」を求めているのであれば、絶対にこのマーケティング戦略が必要なのです。
仕事が欲しいのであれば、「絶対「」に!
始めは疑いながらでも良いのです。ちょっとずつ試してみるとわかります。すると「目先の仕事」に困ることはなくなるのです。
そんなわけあるかい!!!(笑)
是非試してみてください。
私も塗装の職人から独立して、それこそ「マーケティング」なんて全く知らなかったのです。何のことかさっぱりわからなかったのです。でも塗装の職人から独立して自分のお店を軌道に乗せて、今ではこんなことを言いながら、自由に過ごさせてもらっています。
あなたには私がしたような遠回りをして欲しくないのです。
だからこの文章を書いています。
この文章があなたの独立後の事業経営に少しでもお役に立てれば嬉しいです。